由志園
Yuushien Garden
牡丹の苗の産地として日本一の島・大根島にある、池をめぐる日本庭園。春には3万輪の牡丹が池を埋め尽くし、屋内の「牡丹の館」では一年中牡丹が見られます。
牡丹と薬用人参の島の庭園
由志園(ゆうしえん)は、島根県松江市の大根島(だいこんしま)にある日本庭園です。大根島は中海(なかうみ)という湖に浮かぶ島で、牡丹の苗の生産量は日本一。また、日本に3か所しかない高麗人参(こうらいにんじん、薬用の朝鮮人参)の栽培地のひとつでもあります。どちらも江戸時代から島で育てられてきました。高麗人参の栽培は、松江藩が財政を支えるために始めたもので、茶人大名として知られる藩主・松平不昧(ふまい)の時代に成功しました。
庭園は、初代園主の門脇栄が「島の産業を盛り上げる足がかりにしたい」という志を立て、1970年から5年をかけて最初の工事を完成させたものです。名前は、その「志」と、父・由蔵(よしぞう)の名から1字をとってつけられました。
出雲の風景を映した池泉回遊式庭園
広さ約1万2千坪(約4万㎡)の庭は、池のまわりを歩いて景色の変化を楽しむ「池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)」の庭園で、出雲地方の風景を再現しています。園内には滝や石組みがあり、牡丹のほか、花菖蒲や紅葉など季節ごとに見どころが変わります。フランスの旅行ガイド『ブルーガイド』では三つ星の評価を受けています。
庭を眺めながら食事ができる食事処もあり、大根島産のそばや地元の食材を使った料理が味わえます。
季節ごとの見どころ
いちばんの見どころは、ゴールデンウィーク(4月末〜5月初めの連休)のころに開かれる「池泉牡丹(ちせんぼたん)」です。3万輪の牡丹の花が、庭の池の水面を埋め尽くします。10月後半には、ダリア(和名で「天竺牡丹(てんじくぼたん)」)の日本一の産地・兵庫県宝塚市と協力した「池泉天竺牡丹」が開かれ、池がダリアの花で彩られます。
夏は霧を使ったミスト庭園、秋から冬にかけては紅葉のライトアップと和風のイルミネーションが行われます。屋内の庭園「牡丹の館」では、季節を問わず一年中牡丹の花を見ることができます。
行き方
車ならJR松江駅から約25分、JR米子駅から約40分です。バスの場合は、JR松江駅から松江市営バスで約45分、「八束町・由志園入口」で降りて歩いて約5分です。
入園料と開園時間は季節やイベントによって変わるので、訪ねる前に由志園の公式サイトで確認してください。
ヒント
- 入口の門前にある無料エリア「牡丹と雲州人蔘の里」では、高麗人参茶の試飲ができます。休憩所や観光案内コーナーもあります。
- 池を埋め尽くす牡丹を見たいなら、ゴールデンウィークのころがねらい目です。ほかの季節でも「牡丹の館」で牡丹は見られます。
- 園内のカフェでは、高麗人参を使ったメニューも試せます。
出典
- 日本庭園【由志園】公式サイト|牡丹と高麗人蔘の里
- 由志園の由来[由志園について]|日本庭園 由志園
- 入園案内・アクセス|日本庭園 由志園
- 由志園|しまね観光ナビ|島根県公式観光情報サイト
- 日本庭園 由志園|松江観光協会
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。