水木しげる記念館
Mizuki Shigeru Memorial Museum
『ゲゲゲの鬼太郎』の作者・水木しげるの人生と作品をたどる、境港市の記念館。2024年に建て替えられ、戦争体験から妖怪の世界までをじっくり見られます。
妖怪漫画の第一人者・水木しげる
水木しげる(1922〜2015年)は、鳥取県境港市で育った漫画家です。第二次世界大戦中、激戦地だったラバウル(現在のパプアニューギニア)に送られ、爆撃で左腕を失いました。戦後は紙芝居(かみしばい:絵を見せながら語る街頭の芝居)の絵描きや、貸本(かしほん:お金を払って借りて読む本)の漫画家を経て、『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』などを生み出しました。
日本の妖怪(ようかい:言い伝えに出てくる不思議な生き物やお化け)を、今のように誰もが知る存在にした人物のひとりです。2007年には『のんのんばあとオレ』でフランスのアングレーム国際漫画祭の最優秀作品賞を受けるなど、海外でも評価されています。
2024年に生まれ変わった記念館
記念館は2003年に開館し、2023年3月からの建て替えを経て、2024年4月20日にリニューアルオープンしました。新しい建物は以前の約1.5倍の広さがあります。
常設展は、境港で過ごした少年時代、戦争体験、紙芝居や貸本を経て漫画家として成功するまで、と章ごとに人生をたどる構成です。今回のリニューアルでとくに力を入れたのが戦争の章で、戦地で描いたスケッチや愛読書、体験をもとにした漫画などを通して、作品の根っこにある体験に触れられます。
暗い洞窟のような部屋に妖怪たちが並ぶ展示や、水木しげるの言葉を紹介するコーナーもあります。企画展示室では、以前の建物では展示できなかった貴重な原画を、約半年ごとにテーマを入れ替えて紹介しています。
水木しげるロードの終点
記念館は、JR境線の境港駅から妖怪のブロンズ像が並ぶ「水木しげるロード」を歩いた先にあります。駅から歩いて10分ほどです。米子空港(米子鬼太郎空港)からは、バスで20分ほどで来られます。
年中無休で開いていますが、企画展の入れ替えの時期は企画展示室が閉まることがあります。開館時間や入館料は公式サイトで確認してください。
ヒント
- 先に記念館で水木しげるの人生を知ってから水木しげるロードを歩くと、通りの妖怪たちがぐっと身近に感じられます。
- 館内には妖怪ポストがあり、特別な妖怪の消印を押した手紙を出せます。旅の便りを送ってみるのも楽しいでしょう。
- 企画展は定期的に入れ替わります。お目当ての原画があるなら、公式サイトで今の企画展と展示替えの日程を確認してから出かけましょう。
出典
- 水木しげる記念館(公式)
- 水木しげる記念館リニューアルオープン | とりネット(鳥取県公式サイト)
- 水木しげる先生 | とりネット(鳥取県公式サイト)
- 新しくなった「水木しげる記念館」見どころや楽しみ方を名物館長が解説!|境港観光ガイド
- Mizuki Shigeru Road and Mizuki Shigeru Museum | CHUGOKU+SHIKOKU×TOKYO
- 水木しげる記念館 - Wikipedia
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。