松江城
Matsue Castle
江戸時代以前からの天守が今も立つ、全国に12しかない城のひとつ。国宝の天守に上れば、松江の町と宍道湖を360度見渡せます。
400年以上前から立ち続ける国宝の天守
松江城は、島根県松江市の中心、亀田山(かめだやま)の上に立つ城です。関ヶ原の戦いのあとに出雲の国を治めた堀尾氏が、1607年から5年ほどかけて築きました。
松江城は、江戸時代以前からの天守(てんしゅ:城の中心となる高い建物)が今も残る「現存12天守」のひとつです。天守の柱に打ちつけられていた祈祷札(きとうふだ:建物の安全を祈るお札)に「慶長十六年(1611年)」の日付があり、完成の時期を示す証拠のひとつとなりました。こうした調査をへて、2015年に国宝に指定されています。国宝の天守は、姫路城・松本城・彦根城・犬山城に続いて5つ目です。
天守の見どころ
外観は4重(屋根が4層)、内部は地下1階と地上5階です。四方に広がる屋根の形が、千鳥が羽を広げた姿にたとえられ「千鳥城(ちどりじょう)」とも呼ばれます。天守の入口は、南側に付いた附櫓(つけやぐら)です。
内部には、籠城(ろうじょう:敵に囲まれて城にこもること)に備えた井戸や、敵が上りにくい急で狭い階段が残ります。屋根の上の鯱(しゃちほこ:火よけのお守りとされる、魚の形の飾り)は木でできていて、大きいほうは高さ2.08m。現存する木造の鯱では最大です。
最上階は「天狗の間(てんぐのま)」と呼ばれ、壁のない造りで、晴れた日には松江の町並みと宍道湖(しんじこ)を360度見渡せます。
城のまわりの楽しみ
城を囲む堀では、小さな遊覧船「堀川めぐり」で約3.7kmの水路をめぐれます。近くには、武家屋敷が並ぶ塩見縄手(しおみなわて)の町並みも残っています。城と周辺をゆっくり見るなら、2〜3時間を見ておくとよいでしょう。
JR松江駅からは、レイクラインバスで約10分の「国宝松江城(大手前)」で降ります。出雲空港(出雲縁結び空港)と米子空港(米子鬼太郎空港)からは、空港バスでJR松江駅まで行けます。
2027年から「令和の大修理」
天守は、屋根瓦や壁板などが傷み、雨漏りも起きています。そのため、1950〜1955年の昭和の大修理以来、約70年ぶりとなる「令和の大修理」が、2027年6月から2030年12月まで予定されています。工事期間中の見学方法は、松江城の公式サイトや松江市のお知らせで確認してください。
2026年9月現在、天守は通常どおり公開されています。ただし、城山公園の一部で立ち入りが制限されている場所があります。料金や開館時間は公式サイトで確認してください。
ヒント
- 修理が始まると、天守の外観が足場などで見えにくくなる可能性があります。天守の今の姿を見たいなら、2027年6月の工事開始前に訪れるのがおすすめです。
- 天守の中の階段はとても急です。両手が使えるよう、荷物は少なめにして、すべりにくい靴で行きましょう。
- 公式サイトではWebチケットを販売しています。混雑する時期は事前に買っておくと、窓口に並ばずにすみます。
出典
- 国宝 松江城ホームページ(公式)
- 松江城のみどころ|国宝 松江城ホームページ(公式)
- 国宝松江城天守「令和の大修理」のお知らせ|国宝 松江城ホームページ(公式)
- 松江城天守の国宝指定について/松江市ホームページ
- 国宝松江城天守 「令和の大修理」/松江市ホームページ
- 知っていると倍楽しい!国宝松江城の魅力を徹底ガイド | しまね観光ナビ(島根県公式観光情報サイト)
- 国宝 松江城 | しまね観光ナビ(島根県公式観光情報サイト)
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。