出雲日御碕灯台
Izumo Hinomisaki Lighthouse
島根半島の西の端、日本海に突き出た岬に立つ白い石造りの灯台。塔の高さは日本一で、中の螺旋階段を上った展望台からは日本海を360度見渡せます。
日本一高い塔を持つ石の灯台
出雲日御碕灯台(いずもひのみさきとうだい)は、出雲大社から北西へ約10km、島根半島のほぼ西の端にある日御碕(ひのみさき)の岬に立つ灯台です。1900年(明治33年)に工事が始まり、1903年4月1日に初めて灯りがともりました。
地面から塔のてっぺんまでの高さは43.65mで、灯台の塔としては建てられた当時から今まで日本一の高さです。海面から灯りまでの高さは63.30mあります。灯りは約39km先まで届きます。
設計したのは日本人技師の石橋絢彦(いしばし あやひこ)。外側の壁は切り出した石を積み、内側の壁はレンガで造った二重構造で、日本人の技師が手がけた石造灯台の到達点と評価されています。2022年に国の重要文化財に指定されました。国際航路標識協会が選んだ「世界の歴史的灯台百選」のひとつでもあります。
上れる灯台からの眺め
この灯台は、中に入って上まで上れる「のぼれる灯台」のひとつです。内部の螺旋階段を上ると、塔の上が展望台になっていて、目の前に日本海が広がります。晴れた日には、北の沖にある隠岐(おき)の島々が見えることもあり、南側には山々が連なります。
内部では、石とレンガの二重構造の一部を見られるようになっています。参観には寄付金(中学生以上)が必要です。
夕日の名所、日御碕
日御碕は、日本海の荒波に削られた断崖と黒っぽい岩礁が続く海岸です。岬の先端にあるため夕日の眺めがよく、出雲は「日が沈む聖地」として紹介されています。
灯台のすぐ近くには、ウミネコの繁殖地として知られる小さな島「経島(ふみしま)」があります。
行き方
JR山陰本線の出雲市駅から一畑バス(出雲大社・日御碕行き)で約45分、「日御碕灯台」で降ります。出雲大社からは車で約20分です。
参観できる時間は曜日によって違い、昼休みの時間帯もあります。業務の都合で臨時に参観を休むこともあるので、出かける前に燈光会(灯台の参観を運営する団体)の公式サイトで確認してください。
ヒント
- 灯台へ向かう県道29号(大社日御碕線)は、一部区間が仮設道路で片側交互通行になっています(2026年9月時点)。車で行く場合は時間に余裕を持ちましょう。
- バスで行く場合は、帰りのバスの時刻を事前に確認しておきましょう。
出典
- 出雲日御碕灯台|しまね観光ナビ|島根県公式観光情報サイト
- 出雲日御碕灯台|公益社団法人 燈光会
- 出雲日御碕灯台|文化庁 近代の文化遺産の保存と活用
- 出雲日御碕灯台|インフラツーリズム ポータルサイト(国土交通省)
- 出雲日御碕灯台|出雲観光ガイド(出雲観光協会)
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。