ほたるいかミュージアム
Hotaruika Museum (Firefly Squid Museum)
春の富山湾に押し寄せ、青白く光るホタルイカの博物館。3月下旬から5月下旬は生きたホタルイカの発光ショーが見られ、触れることもできます。
富山湾の春を告げる「光るイカ」
ホタルイカは、ふだんは水深200〜600mの深い海にすむ小さなイカです。体に多くの発光器を持ち、刺激を受けると全身が青白く光ります。春に生まれ、1年で一生を終えます。
毎年3月から5月、ホタルイカは産卵のため富山湾の岸近くに大群で押し寄せます。常願寺川(じょうがんじがわ)の河口から魚津にかけての海面は「ホタルイカ群遊海面」として、1952年に国の特別天然記念物に指定されました。波打ち際に打ち上げられて光る様子は「ホタルイカの身投げ」と呼ばれ、富山の春の風物詩になっています。
「ホタルイカ」という名前は、明治38年(1905年)に東京大学の渡瀬庄三郎(わたせ しょうざぶろう)博士が付けたものです。それまで地元では「まついか」と呼ばれていました。
ライブシアターの発光ショー
ほたるいかミュージアムは、富山県滑川市の道の駅「ウェーブパークなめりかわ」の中にある博物館です。いちばんの見どころは、半円形の水槽とスクリーンがある「ライブシアター」の発光ショーです。
3月20日から5月下旬までは、生きたホタルイカを使ったショーが行われます。漁の様子などの映像を見て生態を学んだあと、水槽の網を揺らしてホタルイカを刺激し、光る様子を目の前で見ることができます。この時期は、タッチプールで生きたホタルイカに触れることもできます。
6月から翌年3月中旬までは生きたホタルイカがいないため、プログラムの内容が変わります。2026年6月からは、光るプランクトンの発光ショーが開かれています。
深海の生きものとVR体験
館内には、ホタルイカの体のしくみを大きなパネルで紹介するコーナーや、ダイオウグソクムシなど深海に住む珍しい生きものの展示があります。タッチプールには、滑川沖の水深333mからくみ上げた冷たい海洋深層水が使われていて、季節によってはトヤマエビなどに触れられます。
ホタルイカになって深海を探検するVR体験など、映像やデジタルの展示もあります。建物からは海と、天気がよければ立山連峰を望めます。
行き方と季節の楽しみ
滑川駅から歩いて約8分、駅前の道を海に向かって進みます。車なら滑川ICから約10分、富山空港から約40分です。
ホタルイカ漁の最盛期には、夜明け前に船で沖に出て、定置網にかかったホタルイカの光を見る「ほたるいか海上観光」も行われます(要予約)。海上で光が見られるのは4月から5月はじめのおよそ1か月です。開館時間や料金、実施日は公式サイトの営業カレンダーで確認してください。
ヒント
- 生きたホタルイカの発光ショーは3月20日から5月下旬だけです。それ以外の季節は内容が違うので、光るホタルイカを見たいなら春に行きましょう。
- 発光ショーの上演時間は、入館するときに受付で案内されます。着いたらまず時間を確認しましょう。
- ほたるいか海上観光は予約制で、天候によって中止になることもあります。春に計画するなら、早めに予約方法を確認しておきましょう。
出典
- ほたるいかミュージアムとは | 道の駅 ウェーブパークなめりかわ (新しいタブで開きます)
- 発光ライブショー | 道の駅 ウェーブパークなめりかわ (新しいタブで開きます)
- ほたるいかとは | 道の駅 ウェーブパークなめりかわ (新しいタブで開きます)
- ほたるいか海上観光について | 道の駅 ウェーブパークなめりかわ (新しいタブで開きます)
- 交通アクセス | 道の駅 ウェーブパークなめりかわ (新しいタブで開きます)
- ホタルイカ群遊海面 | とやまの文化遺産 (新しいタブで開きます)
- ほたるいかミュージアム | とやま観光ナビ (新しいタブで開きます)
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。