高岡古城公園
Takaoka Kojo Park (Takaoka Castle Ruins)
加賀前田家の2代目・前田利長が築いた高岡城の跡に広がる公園。敷地の約3分の1を占める水堀が城の形をそのまま伝え、春は約1,800本の桜が水面を彩ります。
わずか6年で役目を終えた城
高岡古城公園は、富山県高岡市の中心部にある、高岡城の跡を公園にした場所です。高岡城は1609年、前田利長が隠居後の住まいとして築きました。利長は、加賀藩(前田家が治めた藩)の初代藩主で、前田家の当主としては2代目にあたります。城の設計は、前田家に身を寄せていた武将・高山右近と伝えられています。「関野」と呼ばれていたこの土地を「高岡」と名付けたのも利長です。
しかし利長は1614年に亡くなり、翌1615年には「一国一城令」(大名の領地ごとに城はひとつだけとする江戸幕府の命令)によって、高岡城は廃城になりました。建物は残っていませんが、堀や土塁(土を盛って造った土手)、石垣の一部が当時の姿をとどめています。
水堀に囲まれた城跡公園
明治時代には城跡を民間に売り払う話が持ち上がりましたが、地元の人々の働きかけで取りやめとなり、1875年に公園として開放されました。広さは約21万㎡で、そのおよそ3分の1を占める水堀が城跡を取り囲んでいます。
高岡城跡は「日本100名城」のひとつに選ばれ、2015年には国の史跡に指定されました。堀に架かる赤い橋や噴水、泳ぐ鯉やカモなど、水辺の景色を眺めながら散策できます。
桜の名所と園内の見どころ
春には、ソメイヨシノを中心に18種、約1,800本の桜が咲き、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。秋の紅葉が水面に映る景色も楽しめます。
園内には、本丸跡にまつられた射水神社(いみずじんじゃ)、入園無料の高岡古城公園動物園、高岡の歴史を紹介する高岡市立博物館などがあります。三の丸茶屋では休憩ができ、御城印(ごじょういん、城を訪れた記念の印)やおみやげも買えます。
行き方
あいの風とやま鉄道の高岡駅から歩いて約15分です。車で行く場合も、公園の駐車場が使えます。
4月から11月にはレンタサイクルもあり、利長をまつる寺・瑞龍寺(ずいりゅうじ)など、高岡の街の見どころと合わせて回るのにも便利です。施設ごとの開館時間は公式サイトで確認してください。
ヒント
- 「日本100名城スタンプラリー」のスタンプは、園内の高岡市立博物館に置かれています。
- レンタサイクルは三の丸茶屋で借りられます(4月1日〜11月30日)。
出典
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。