雪の大谷
Yuki no Otani (Snow Corridor)
標高2,450mの立山・室堂近くで、春だけ現れる巨大な雪の壁。除雪された道の両側に10mを超える雪がそびえ、4月中旬から6月下旬までは壁の間を歩くことができます。
春の北アルプスに現れる雪の壁
雪の大谷(ゆきのおおたに)は、富山県の立山黒部アルペンルートにある、室堂(むろどう)近くの道路の一区間です。アルペンルートは、富山県の立山駅と長野県の扇沢駅を、ケーブルカーやロープウェイ、バスなど6つの乗り物を乗り継いで結ぶ山岳観光ルートで、冬の間は閉鎖されます。
春に営業を再開する前、深い雪に埋もれた道路は、3月中旬ごろからGPSで位置を確かめながら除雪されます。こうして道の両側に残るのが、切り立った雪の壁です。雪の大谷は山の尾根の風下にあたり、雪が吹きだまりのように積もるため、周りよりもずっと高い壁になります。高さは年によって違い、2026年の開通時点では約12mでした。
雪の壁の間を歩く「雪の大谷ウォーク」
ふだんはバスだけが通る道ですが、春の一定期間は歩いて雪の壁のすぐそばまで行けます。2026年の「雪の大谷ウォーク」は4月15日から6月25日まで開かれ、室堂ターミナルから歩いて行けるウォーキングゾーンで楽しめました。
同じ時期には、室堂周辺の雪原を歩く道や、雪遊びのできる広場など、春だけのイベントも開かれます。
いつ行けばいい?
雪の壁が見られるのは、アルペンルートが全線開通する4月中旬から初夏までで、とくに4月から5月にかけてが観光の中心です。アルペンルート自体は毎年11月30日ごろまで営業し、冬の間は閉鎖されます。
2026年の雪の大谷ウォークはすでに終わっています(2026年9月時点)。次のシーズンの日程は、アルペンルートの公式サイトで発表されます。
行き方
富山側からは、JR富山駅から歩いて約2分の電鉄富山駅で富山地方鉄道に乗り、立山駅まで約65分。そこからケーブルカーとバスを乗り継いで室堂へ向かいます。立山駅から先は一般の車では入れないので、車の場合は立山駅の駐車場に止めます。
長野側の扇沢駅から入り、黒部ダムを通って室堂へ向かうこともできます。運賃や時刻は公式サイトで確認してください。
ヒント
- 出かける前に、アルペンルート公式サイトの室堂のライブカメラで、現地の天気や雪の様子を確認しておきましょう。
- アルペンルートは乗り換えが多く、立山駅から黒部ダムまで往復すると観光を含めて6〜7時間ほどかかります。時間に余裕をもった計画を立てましょう。
- 室堂は標高2,450mの高地にあります。平地とは気温がまったく違うので、服装は季節に合わせて公式サイトの案内を参考にしましょう。
出典
- 雪の大谷を楽しむ | 立山黒部アルペンルート (新しいタブで開きます)
- アクセス | 立山黒部アルペンルート (新しいタブで開きます)
- 【2026年版】立山黒部アルペンルート完全ガイド | とやま観光ナビ (新しいタブで開きます)
- 絶景“雪の大谷”2026年は高さ12m【立山黒部アルペンルート】| KNB nan-nan (新しいタブで開きます)
- 立山黒部アルペンルート - Wikipedia (新しいタブで開きます)
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。