富山市ガラス美術館
Toyama Glass Art Museum
隈研吾が設計した「TOYAMAキラリ」の中にある、現代ガラスアートの美術館。木のルーバーに包まれた吹き抜けと、デイル・チフーリの色あざやかな作品が見られます。
「くすりの富山」から生まれたガラスの街
富山は300年以上続く「売薬(ばいやく)」、つまり薬の行商で知られる土地です。明治時代には薬を入れるガラス瓶づくりが大きな産業になりました。富山市はこの歴史をもとに、1985年から「ガラスの街とやま」をめざした街づくりを進め、1991年には富山ガラス造形研究所も開きました。
その約30年の取り組みの集大成として、2015年8月22日に開館したのが富山市ガラス美術館です。約400点の作品を所蔵し、現代ガラス美術を中心に展示しています。
隈研吾による建築「TOYAMAキラリ」
美術館は、富山市立図書館などと一緒に、複合施設「TOYAMAキラリ」の2〜6階に入っています。設計は建築家の隈研吾(くま・けんご)です。
外観は、立山連峰の氷や雪をイメージしたもので、御影石・ガラス・アルミの素材が光をさまざまに反射します。建物の中には斜めに吹き抜けが通り、その周りを富山県産の杉の板が囲んでいて、自然光がやわらかく建物全体に届くように設計されています。
6階「グラス・アート・ガーデン」と企画展
6階の「グラス・アート・ガーデン」は、アメリカの現代ガラス作家デイル・チフーリの作品を常設展示するフロアです。富山のために作られた作品もあり、色とりどりのガラス玉を小舟に積んだ「トヤマ・フロート・ボート」は、富山の豊かな自然と水をテーマにしています。
4階ではコレクション展が開かれ、作品の多くはケースに入れずに展示されているので、いろいろな角度から近くで見られます。2〜3階では企画展が行われます。展示の内容や期間は、公式サイトで確認してください。
行き方
富山駅から市内電車(路面電車)に乗り、「西町(にしちょう)」電停で降りてすぐです。とやま観光ナビでは、富山駅から市内電車で約12分と紹介されています。開館時間や観覧料は公式サイトで確認してください。
ヒント
- チフーリの作品が見られる6階の「グラス・アート・ガーデン」は、時間が限られていても見ておきたいフロアです。とやま観光ナビでは、ゆっくり見るなら2〜3時間が目安とされています。
- 館内のショップでは、富山でつくられたガラスの箸置きや器などを買えます。
- 館内のカフェでは、地元の作家が手がけたガラスの器が使われています。見学の合間のひと休みにどうぞ。
出典
- 富山市ガラス美術館 公式サイト
- 「TOYAMAキラリ」建築コンセプト – 富山市ガラス美術館
- 「富山市ガラス美術館」(富山市)が世界に選ばれた理由に迫る! | とやま観光ナビ
- 富山市ガラス美術館 - Wikipedia
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。