黒部ダム
Kurobe Dam
北アルプスの山あいに立つ、高さ186mの日本一高いダム。夏から秋にかけての観光放水では、毎秒10トン以上の水が霧のように谷へ落ちていきます。
7年がかりで山奥に造られた巨大ダム
黒部ダムは、富山県立山町の黒部川上流にあるアーチ式のダムです。高さは186mで、日本でいちばん高いダムです。堤の長さは492mあります。
工事は1956年に始まり、1963年に完成しました。険しい山奥での工事は危険と隣り合わせで、工事中の事故で171人が亡くなっています。ダムの水は下流の黒部川第四発電所に送られ、関西地方に電気を届けています。
建設の苦労は、1968年の映画『黒部の太陽』にも描かれました。
観光放水と展望台
毎年6月26日から10月15日までは「観光放水」が行われます。毎秒10トン以上の水が、霧のように広がりながら谷底へ落ちていく様子を見られます。天気がよければ、放水に虹がかかることもあります。
黒部ダム駅から220段の階段を上ると、標高1,508mの「ダム展望台」に出ます。ほかにも、放水を近くから見る「放水観覧ステージ」、「新展望広場」とその中の「レインボーテラス」、長さ492mのダムの上(えん堤)を歩いて、いろいろな角度から眺められます。
立山黒部アルペンルートの途中にあるダム
黒部ダムは、富山県と長野県を結ぶ山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」の途中にあります。ダムへは、ルートの乗り物を乗り継いで向かいます。
長野県側からは、扇沢(おうぎさわ)駅から電気バスに乗って約16分で黒部ダム駅に着きます。富山県側からは、ケーブルカーや高原バスなどを乗り継いで約3時間半かかります。
黒部ダムに行けるのは、アルペンルートが営業している4月から11月までです。季節によって運行時間が変わるので、公式サイトで確認してください。
ヒント
- 観光放水は天候などで中止されることがあり、放水している時間帯も時期によって変わります。放水が目当てなら、10月15日までに、公式サイトで時間を確認してから出かけましょう。
- 展望台までは220段の階段を上ります。歩きやすい靴で行きましょう。
- 山の上は平地よりかなり気温が低く、天気も変わりやすい場所です。夏でも羽織るものを用意しておくと安心です。
- アルペンルートを富山県側へ抜ける場合は、室堂(むろどう)から富山方面の最終便が夕方早めに出るので、公式サイトで時刻を確認して計画を立てましょう。
出典
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。