山居倉庫
Sankyo Soko Rice Warehouses
米どころ・庄内の米を130年近く守ってきた、明治時代の米蔵。白壁と黒い板壁の倉庫の裏に、樹齢150年を超えるケヤキ並木が続きます。
米の港町・酒田を支えた倉庫
山居倉庫(さんきょそうこ)は、山形県酒田市にある米の保管倉庫です。1893年(明治26年)に、旧庄内藩主の酒井家によって建てられました。酒田は、庄内地方の米を積み出す港町として栄えた町で、この倉庫はその歴史を今に伝えています。
白壁の土蔵造り(どぞうづくり=土や漆喰で厚く塗り固めた、火や湿気に強い建て方)の倉庫が12棟並び、全体で10,800トンの米を保管できました。そのうち9棟は2022年まで実際に農業倉庫として使われていました。2021年3月には国の史跡に指定され、現在は酒田市が所有しています。
1983年に放送されたNHKの連続テレビ小説(朝の連続ドラマ)『おしん』のロケ地になったことでも知られています。
自然を生かした米蔵の工夫とケヤキ並木
倉庫には、米をよい状態で保つための工夫がこらされています。屋根は二重構造になっていて、中に湿気や熱がこもりにくくなっています。倉庫の裏手に植えられたケヤキの木は、夏の強い日差しをさえぎる役目をしてきました。
このケヤキ並木は、樹齢150年以上の35本が連なる、酒田でいちばん人気の写真スポットです。春から初夏の新緑、秋の紅葉と、季節によって色が変わります。日没後はライトアップも行われています。
見学と行き方
2025年4月14日、12号棟に「山居倉庫インフォメーションセンター」がオープンしました。米の流通の歴史や倉庫の造りについて、パネルや資料で学ぶことができます。
JR酒田駅から車で約5分です。酒田市内を走るバスでも行くことができます。
ヒント
- 倉庫内にあった「庄内米歴史資料館」は、建物の安全確認のため2024年から当面の間休館しています。以前ここにあった観光物産館「酒田夢の倶楽」は、2025年3月に「いろは蔵パーク」へ移りました。
- ケヤキ並木は、強風や台風のときは安全のために立ち入りが止められることがあります。
- 新緑は5月上旬、紅葉は10月下旬ごろが見ごろの目安です。
出典
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。