抱返り渓谷
Dakigaeri Gorge
田沢湖と角館のあいだ、玉川沿いに約10km続く渓谷。青く澄んだ流れと岩壁、滝を眺めながら、新緑や紅葉の季節に気軽に歩けます。
「東北の耶馬渓」と呼ばれる渓谷
抱返り渓谷(だきがえりけいこく)は、秋田県仙北市の田沢湖と角館のあいだを流れる玉川の中流に、約10kmにわたって続く渓谷です。両岸には原生林と切り立った岩壁が続き、九州の名勝・耶馬渓(やばけい)になぞらえて「東北の耶馬渓」とも呼ばれています。
仙北市によると、「抱返り」という名前は、昔は山道がとても狭く険しかったため、すれ違う人どうしが抱き合うようにして通ったことから付いたといわれています。
吊り橋と回顧の滝
渓谷の入口には、長さ80mの赤い吊り橋「神の岩橋(かみのいわはし)」が架かっていて、ここから青い流れと渓谷を見渡せます。
入口から整備された遊歩道を歩くと、急流や奇岩、大小の滝が次々に現れます。見どころは「回顧の滝(みかえりのたき)」で、通り過ぎたあとも何度も振り返りたくなるほど美しいことから、この名前が付いたとされます。遊歩道は「飯村少年碑」まで続き、歩くのにかかる時間は約40分が目安です。
季節と行き方
新緑の春と紅葉の秋が特に人気で、紅葉の時期には多くの人が訪れます。仙北市では紅葉の時期に「抱返り紅葉祭」も開かれています。
車の場合、JR角館駅から約15分、JR田沢湖駅から約20分、JR神代(じんだい)駅から約5分です。角館からは、予約して乗るデマンド型の乗合交通も利用できます。入場は無料です。
クマと天候への注意
仙北市内ではクマの出没が相次いでいます。遊歩道には、叩いて音を出し人の存在を知らせるための金属パイプが5か所に設置されています。一人では歩かず、必ず2人以上で行動し、音を出しながら歩くこと、クマよけスプレーを持つことが呼びかけられています。
大雨のあとなどには遊歩道の一部が通行止めになることがあります(2025年9月にも大雨で一時通行止めになり、安全確認のあと解除されました)。出かける前に仙北市の観光情報で最新の状況を確認してください。
ヒント
- クマ対策として、クマよけスプレーを持ち、音を出しながら2人以上で歩きましょう。遊歩道の金属パイプを見かけたら叩いて音を出してください。
- JR角館駅から車で15分ほどなので、角館の町歩きと組み合わせやすい場所です。
出典
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。