盛岡八幡宮
Morioka Hachimangu Shrine
南部藩主が1680年に建てた、盛岡の人たちの暮らしに寄り添う神社。朱塗りに色あざやかな彫刻の社殿が立ち、飾り立てた馬が集まる初夏の祭りや、山車が街を練る秋祭りの舞台になります。
南部藩主が建てた、暮らしを守る神社
盛岡八幡宮(もりおかはちまんぐう)は、盛岡藩の第29代藩主・南部重信(しげのぶ)が1680年に建てた神社です。祀られているのは第15代応神天皇とされる品陀和気命(ほんだわけのみこと)で、農業、工業、商業、学問など、暮らし全般を守る神様として地元の人たちに大切にされてきました。
岩手県の公式観光サイトでは「県内最大の神社」と紹介されていて、結婚式をはじめ人生の節目にお参りする人が一年中訪れます。
朱色とあざやかな彫刻の社殿
社殿は1884年の盛岡の大火や長年の風雪の影響で何度も建て直されてきました。今の社殿は1997年12月に新しく建てられたもので、朱塗りの壁にあざやかな彩色の彫刻が施されています。
境内のあちこちに、岩手県の県花である桐(きり)の花の彫刻が見られます。また、狛犬(こまいぬ、神社を守る獣の像)のように、神様の使いとされる鳩の木像が置かれているのも八幡宮ならではです。下の拝殿は24時間お参りできます。
馬の鈴が響く初夏と、山車が練る秋
毎年6月の第2土曜日には「チャグチャグ馬コ(うまっこ)」が行われます。色あざやかな装束とたくさんの鈴で飾った約100頭の馬が、滝沢市の鬼越蒼前(おにこしそうぜん)神社から盛岡八幡宮まで約14kmを行進する祭りで、歩くたびに鳴る「チャグチャグ」という鈴の音が名前の由来です。この鈴の音は、環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。
9月14日から16日は、八幡宮の例大祭にあわせた「盛岡秋まつり」です。約300年の歴史があり、毎年10台ほどの山車(だし、飾りつけた祭りの車)がそれぞれ約200人の若者に引かれて街を練り歩きます。15日には、神事として馬上から矢を射る流鏑馬(やぶさめ)も奉納されます。
行き方
JR盛岡駅から路線バスに乗り、「八幡宮前」などのバス停で降ります。
ヒント
- チャグチャグ馬コの日は、行進のゴールとなる八幡宮に飾り立てた馬が集まります。見に行くなら6月第2土曜日を狙いましょう。
- 社殿の彫刻の中から桐の花や鳩のモチーフを探してみると、ほかの神社との違いがわかります。
- 祭りの日の行事の時間やルートは年によって変わるので、盛岡市や八幡宮の公式サイトで確認しましょう。
出典
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。