岩手県 · 美術館・博物館

宮沢賢治記念館

Miyazawa Kenji Memorial Museum

『銀河鉄道の夜』の作者・宮沢賢治のふるさと花巻にある記念館。愛用のチェロや原稿を通して、詩人であり農業の先生でもあった賢治の広い世界に触れられます。

詩人・童話作家、宮沢賢治のふるさとで

宮沢賢治(1896〜1933年)は、岩手県の今の花巻市に生まれた詩人・童話作家です。『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』『風の又三郎』や、詩「雨ニモマケズ」で知られています。作家であると同時に、教師や農業の指導者、技師としても働き、37歳で亡くなりました。故郷の岩手をもとにした理想の世界を「イーハトーヴ」と名づけ、作品の舞台にしています。

宮沢賢治記念館は、1982年に花巻市の胡四王山(こしおうさん)に開館しました。胡四王山は、賢治が経典を埋めようと考えていた32の山のひとつとされる、ゆかりの深い山です。

5つのテーマで見る賢治の世界

展示は「宙(そら)」「科学」「芸術」「祈(いのり)」「農」の5つの分野に分けられています。文学だけでなく、天文、科学、音楽や絵、信仰、農業と、賢治がいかに幅広いことに取り組んだかがわかる構成です。映像や愛用品、原稿などを通して、作品が生まれるまでの過程や研究の成果も紹介しています。

展示品のなかでも知られているのが、賢治が愛用したチェロです。1926年の終わりごろ、賢治は当時としては大金をはたいてチェロを買い、東京で音楽家から3日間の集中レッスンを受けました。このころ賢治は教師を辞め、農民のために農業の講習や音楽会を開く「羅須地人協会(らすちじんきょうかい)」を始めていました。チェロは今、記念館のガラスケースの中に収められています。

周辺の賢治ゆかりの施設

記念館の南側には、賢治が設計した花壇をもとに再現した「ポランの広場」があります。近くには「宮沢賢治童話村」や「宮沢賢治イーハトーブ館」、レストラン「山猫軒」もあり、あわせて回ることができます。

記念館と花巻市博物館、新渡戸記念館などを一緒に見られる共通券もあります。展示をじっくり見るなら1〜2時間ほどが目安です。

行き方

東北新幹線の新花巻駅から車で約3分、東北本線の花巻駅から車で約15分です。路線バスなら「賢治記念館口」で降ります。いわて花巻空港からは車で約15分です。

毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)と年末年始は休館です。開館時間と入館料は花巻市の公式サイトで確認してください。

ヒント

  • 火曜日が休館日なので、旅程を組むときは注意しましょう。
  • 新幹線の新花巻駅からすぐなので、東北新幹線での移動の途中に立ち寄りやすい場所です。

出典

更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。

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