彌彦神社
Yahiko Shrine
新潟で「おやひこさま」と呼ばれ親しまれてきた、越後国の一宮。深い森に囲まれた社殿では、ほかの神社とは違う「二礼四拍手一礼」でお参りします。
越後でいちばん格式の高い神社
彌彦神社(やひこじんじゃ)は、新潟県弥彦村にある神社で、標高634mの弥彦山のふもとに鎮座しています。「一宮(いちのみや)」とは、昔の国ごとにいちばん格式が高いとされた神社のことで、彌彦神社は越後国(えちごのくに、今の新潟県の大部分)の一宮です。地元では「おやひこさま」の愛称で呼ばれています。
まつられている神様は天香山命(あめのかごやまのみこと)で、天照大神(あまてらすおおみかみ)のひ孫とされます。越後の地を開き、人々に産業を伝えたと伝えられています。創建から2400年以上の歴史があるとされ、日本最古の歌集『万葉集』にも登場します。
今の社殿は、1912年(明治45年)の火事で焼けたあと、1916年(大正5年)に建て直されたものです。
境内で見ておきたいもの
神社の近くに立つ高さ30mの大鳥居は、1982年に上越新幹線の開通を記念して建てられました。上に掲げられた額は、畳12枚分の大きさがあります。
境内は神聖な森に包まれています。参道の途中にある「玉の橋」は、神様が渡る橋とされています。
境内には「火の玉石(重軽の石)」という占いの石があります。願い事を思い浮かべながら石を持ち上げ、軽く感じれば願いがかない、重く感じればかなわないとされています。江戸時代のはじめ、弘前(ひろさき)の藩主が鳥居を奉納する約束を果たさなかったとき、城に夜ごと現れた2つの光る玉の正体がこの石だった、という言い伝えが残っています。
山頂の奥宮と年中行事
弥彦山の山頂には、奥宮(おくみや、神社の奥にある別のお社)である御神廟(ごしんびょう)があります。山頂へは弥彦山ロープウェイか、車で弥彦山スカイラインを使って行け、越後平野と日本海を見渡せます。
毎年7月25日には「燈籠(とうろう)おどし」、11月には境内が菊の花で飾られる「菊まつり」が行われます。
行き方
JR弥彦線の「弥彦駅」から歩いて約15分です。車の場合は、北陸自動車道の三条燕(さんじょうつばめ)インターチェンジから約25分です。ロープウェイの運行日や時間は季節によって変わるので、公式サイトで確認してください。
ヒント
- お参りの作法は「二礼四拍手一礼」です。多くの神社は「二礼二拍手一礼」なので、ここでは手を4回たたくことを覚えておきましょう。
- 火の玉石を試すときは、先に願い事を心の中で決めてから持ち上げましょう。
- 時間に余裕があれば、ロープウェイで弥彦山の山頂まで上がり、奥宮にもお参りしてみてください。ロープウェイは冬に定休日を設けることがあるので、出かける前に運行情報を確認しておくと安心です。
出典
- 越後一宮 彌彦神社 公式サイト
- 火の玉石(重軽の石)|境内を巡る|越後一宮 彌彦神社
- 玉の橋|境内を巡る|越後一宮 彌彦神社
- 越後一宮 彌彦神社 | 新潟県公式観光情報サイト にいがた観光ナビ
- 大鳥居 | 弥彦観光協会公式サイト/やひ恋
- 彌彦神社 - Wikipedia
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。