津山城
Tsuyama Castle (Kakuzan Park)
建物はほとんど失われても、丘を取り囲む高い石垣が江戸時代の大きな城の姿を伝える城跡。春は「日本さくら名所100選」の桜の名所になります。
12年かけて築かれた城
津山城は、岡山県北部の津山市にある城跡です。津山藩の初代藩主・森忠政(もり ただまさ)が12年かけて築き、1616年に完成しました。森忠政は、織田信長に仕え本能寺の変で亡くなった森蘭丸(もり らんまる)の弟です。
城は小高い丘を利用した「平山城(ひらやまじろ)」で、「鶴山城(かくざんじょう)」とも呼ばれました。かつては5重の天守がそびえていましたが、明治時代の初めに廃城となり、建物はすべて取り壊されました。今は「鶴山公園(かくざんこうえん)」として整備され、国の史跡と「日本100名城」に選ばれています。
石垣と復元された備中櫓
いちばんの見どころは、丘を取り囲む石垣です。岡山県の観光サイトでは高さ約45mにおよぶ石垣と紹介されていて、下から見上げると、建物がなくても城の大きさがよくわかります。
城跡には、築城400年を記念して2005年に復元された「備中櫓(びっちゅうやぐら)」があります。櫓(やぐら)は見張りや武器の保管に使われた建物で、備中櫓は城内でいちばん大きな櫓でした。内部は畳敷きで、御殿(大名が暮らす建物)のような造りになっています。
桜と季節の花
鶴山公園は「日本さくら名所100選」に選ばれた桜の名所です。4月1日から15日までは「津山さくらまつり」が開かれ、夜も開園時間が延びます。
桜のあとも、5月の藤やツツジ、6月のアジサイ、9月中旬の彼岸花、11月の紅葉と、季節ごとに違う花や景色を楽しめます。
行き方
JR津山駅から歩いて約10分です。車なら中国自動車道の津山ICまたは院庄(いんのしょう)ICから約15分で、近くの津山観光センターの駐車場を使えます(さくらまつり期間中は有料)。
入園は有料で、開園時間は季節やさくらまつりの期間によって変わります。年末(12月29日〜31日)は休園です。詳しくは津山市の公式サイトで確認してください。
ヒント
- 備中櫓は、入園すれば追加料金なしで中に入れます。畳敷きの御殿のような室内を見てみましょう。
- 石垣の迫力を味わうなら、公園の中から見下ろすだけでなく、城の外側から見上げてみましょう。
- 桜の季節はとても混み、駐車場も有料になります。電車で行って、津山駅から歩くのが楽です。
出典
- 津山城(鶴山公園) - 津山市公式ウェブサイト (新しいタブで開きます)
- 津山城(鶴山公園)|岡山観光WEB【公式】 (新しいタブで開きます)
- 津山城 - Wikipedia (新しいタブで開きます)
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。