祖谷のかずら橋
Iya Kazurabashi Vine Bridge
山のつるを編んでつくった、長さ45mの吊り橋。水面から14mの高さにかかる橋を一歩ずつ渡る体験は、四国の山深い祖谷ならではです。
つるで編んだ日本三奇橋
祖谷のかずら橋(いやのかずらばし)は、徳島県三好市の山奥、祖谷川にかかる吊り橋です。「シラクチカズラ」という植物のつるを編んでつくられていて、長さ45m、幅2m、水面からの高さは14mあります。
「日本三奇橋(にほんさんききょう、日本の3つの珍しい橋)」のひとつに数えられ、1955年に国の重要有形民俗文化財に指定されました。年間およそ30万人が訪れる、徳島を代表する観光地です。
平家の落人伝説と山里の暮らし
祖谷は深い山と谷に囲まれた地域で、かずら橋はかつて谷を渡るための大切な交通手段でした。言い伝えでは、源平合戦の屋島の戦いに敗れてこの地に逃れてきた平家の人々がつくったとされ、800年の歴史があるといわれています。
橋は、地元の「かずら橋保勝会」によって3年ごとにかけ替えられています。1回のかけ替えに必要なつるは約6トンで、使えるまでに育つには20〜30年かかります。作業は昔ながらの方法で、ほとんど手作業で行われます。
橋を渡る、川辺を歩く
橋はつると木でできていて、渡るときには足元から下を流れる祖谷川が見えます。高さ14mの橋を一歩ずつ進むのは、ほかの橋ではなかなか味わえない体験です。
橋の近くには、琵琶の滝という滝があり、河原へ下りる階段や、祖谷川沿いの遊歩道もあります。夜には橋のライトアップが行われますが、夜間は橋を渡ることはできません。
行き方と次のかけ替え
JR大歩危駅から路線バスに乗り、かずら橋のバス停で降りるとすぐです。車の場合は有料の駐車場があります。渡橋できる時間は季節によって変わるので、公式サイトで確認してください。
次のかけ替えは2027年1月に予定されています。かけ替えは例年1月初めから2月中旬にかけて行われ、その間は橋を渡ることができません。冬に訪れる予定の人は、事前に公式サイトで確認してください。
ヒント
- 2027年の1月から2月は、かけ替え工事で渡れない期間があります。冬の旅行では日程に注意してください。
- 夜はライトアップされた橋を眺められますが、渡れるのは昼間だけです。渡りたい場合は明るいうちに訪れましょう。
- 大歩危峡の遊覧船も同じJR大歩危駅が起点になるので、いっしょにまわる計画が立てやすいです。
出典
- 祖谷のかずら橋|徳島県観光情報サイト阿波ナビ
- 祖谷のかずら橋架け替え見学会スタート!|大歩危祖谷ナビ(三好市公式観光サイト)
- 祖谷のかずら橋架け替え工事【3年に1度:1月初旬~2月中旬】|にし阿波~剣山・吉野川観光圏公式サイト
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。