瑠璃光寺
Rurikoji Temple
室町時代に建てられた国宝の五重塔が立つ、山口市の禅寺。約3年がかりの屋根の葺き替えが終わり、2026年からは再び塔の全体を見られるようになりました。
「西の京」を象徴する国宝の五重塔
瑠璃光寺(るりこうじ)は、山口県山口市にある曹洞宗(そうとうしゅう:禅宗の一派)のお寺です。境内に立つ五重塔は国宝で、京都の醍醐寺、奈良の法隆寺の五重塔とあわせて「日本三名塔」に数えられています。
塔は、1399年に戦で亡くなった大名・大内義弘(おおうち よしひろ)を弔うため、弟の大内盛見(もりはる)が建て始め、1442年ごろに完成したとされます。室町時代の山口は、大内氏が京都にならって町づくりを進め、「西の京」と呼ばれるほど栄えました。この塔は、その大内文化を今に伝える建物です。
お寺自体は、1690年に別の場所にあった瑠璃光寺がこの地に移ってきたものです。
檜皮葺の屋根と「令和の大改修」
五重塔は高さ31.2m。屋根は、ヒノキの樹皮を重ねてふく「檜皮葺(ひわだぶき)」です。2022年12月から2025年12月まで、約70年ぶりとなる屋根の全面的な葺き替えを中心とした修理が行われ、工事中は塔が大きな囲いで覆われていました。修理が終わった今は、塔の全体を見ることができます。
塔は日没から夜10時まで、一年を通してライトアップされています。
香山公園を歩く
五重塔のまわりは「香山公園(こうざんこうえん)」として整備されていて、24時間出入りでき、入園は無料です(瑠璃光寺の資料館は有料)。園内には、藩主だった毛利家の墓所や、露山堂(ろざんどう)などがあります。
園内には、歩くと鳥の声のような音が響く「うぐいす張りの石畳」があります。春は梅と桜の名所としても知られています。山口県観光連盟によると、公園全体は約1時間30分で回れます。
行き方
JR山口駅からコミュニティバスで約15分です。車なら中国自動車道の小郡(おごおり)ICから約20分で、周辺に駐車場があります。
山口市では、香山公園を起点にした約1時間のボランティアガイドツアーも行われています(実施日は季節によって異なります)。詳しくは山口市の観光サイトで確認してください。
ヒント
- 日中の姿と、ライトアップされた夜の姿の両方を見ると、塔の印象の違いを楽しめます。
- 「うぐいす張りの石畳」では、ゆっくり歩いて足元から響く音を確かめてみてください。
- 2026年10月〜12月は「山口デスティネーションキャンペーン」の期間で、五重塔の周辺で期間限定の企画が予定されています。
出典
- 香山公園 国宝瑠璃光寺五重塔 - 山口市観光情報サイト「西の京 やまぐち」 (新しいタブで開きます)
- 国宝 瑠璃光寺五重塔|おいでませ山口へ【公式】 (新しいタブで開きます)
- 国宝「瑠璃光寺五重塔」の保存修理が完成しました - 山口市 (新しいタブで開きます)
- 瑠璃光寺 - Wikipedia (新しいタブで開きます)
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。