旅のトラブル対策

困ったときの連絡先と情報源

110・119・118の使い分けと、外国語で相談できる窓口、公式の安全情報アプリ・サイトをまとめました。

緊急時は110(警察)または119(消防・救急)へ。

まずやること

  1. 今すぐ助けが必要な事件・事故は110番(警察)、火事や救急は119番、海での事件・事故は118番に電話します。
  2. 落ち着いて「いつ」「どこで」「何があったか」を伝えます。
  3. 急ぎではない警察への相談は「#9110」に電話します。
  4. 旅行中の病気や災害などで困ったら、24時間のJapan Visitor Hotlineに電話します(番号はJNTOの公式サイトで確認できます)。
  5. 災害の情報は、アプリ「Safety tips」やJNTOの「Japan Safe Travel Information」で確認します。

緊急の電話番号:110・119・118

日本の緊急の電話番号は、警察が110番、消防(火事)と救急車が119番、海上保安庁(海の事件・事故)が118番です。どれも市外局番なしの3けたの番号です。

110番は、今すぐ警察官に来てほしい緊急の事件・事故のための番号です。政府広報によると、110番への通報の約2割は緊急の対応がいらないもので、本当に急ぐ事件への対応が遅れる原因になっています。急がない相談は、後で説明する「#9110」を使いましょう。

119番は、多くの地域で外国語の通報にも対応しています。総務省消防庁によると、外国人からの119番通報では、電話通訳センターを通じた「三者間同時通訳」で、24時間365日、主な言語に対応しています。2025年1月1日時点で、全国720の消防本部のうち673本部が導入しています。

118番は、ボートが転覆して海に投げ出された、海の事故を見たなど、海での事件・事故の番号です。海上保安庁は、通報するときはスマートフォンのGPS機能をオンにしておくよう呼びかけています。位置情報から正確な場所がわかるためです。2025年1月からは、スマートフォンで現場の映像を送れる「Live118」も始まっています(アプリのダウンロードは不要)。

急がないときの相談窓口

「#9110」は警察相談専用電話です。全国どこからかけても、その地域の警察本部などの相談窓口につながります。受付は平日の午前8時30分から午後5時15分までが基本ですが、都道府県によって異なります。東京の警視庁総合相談センターは、日本語、英語、中国語、韓国語で相談を受けています。

急な病気やけがで、救急車を呼ぶべきか迷ったときは救急安心センター事業の電話相談を使うと、医師や看護師などに相談できます。ただし、実施しているのは全国の一部の地域です(総務省消防庁によると41地域)。詳しくは「急な病気・けがのとき」のページを見てください。

ビザや在留の手続きについての質問は、出入国在留管理庁の「外国人在留総合インフォメーションセンター」で、英語、中国語、韓国語など11言語で受け付けています。平日の日中のみです。

外国語で相談できる旅行者向けの電話

JNTO(日本政府観光局)の「Japan Visitor Hotline」は、24時間365日、英語・中国語・韓国語で対応しています。事故や病気、自然災害など非常時のサポートと、一般的な観光案内を受け付けています。電話番号はJNTOの公式サイトで確認できます。

2026年4月1日には、観光案内専用の「JNTO TICコールセンター」が始まりました。日本全国の観光案内や旅程の相談に、毎日午前9時から午後5時まで、英語・中国語・韓国語・日本語で対応しています。この時間外の一般的な観光案内は、Japan Visitor Hotlineが受け付けます。なお、東京・丸の内にあったJNTOの観光案内所の窓口は、2026年3月31日で終了しました。全国には、JNTOが認定した観光案内所が1,500か所以上あります。

心の悩みを英語で相談したいときは、NPOのTELL(Tokyo English Life Line)の電話相談「TELL Lifeline」(無料)があります。匿名で、秘密は守られます。

公式の安全情報アプリ・サイト

「Safety tips」は、観光庁が監修する外国人旅行者向けのアプリです。日本国内の緊急地震速報、津波警報、気象の特別警報などをプッシュ通知で知らせてくれます。災害時の対応を示したフローチャートやコミュニケーションカード、役立つサイトへのリンク集もあり、15言語に対応しています。

JNTOの「Japan Safe Travel Information」は、災害時の気象警報や交通情報などを英語で確認できるサイトです。同じ情報をXアカウント「@JapanSafeTravel」でも発信しています。観光庁のサイト「Safety tips for travelers」では、天気、警報、ニュース、医療の情報、日本にある大使館・総領事館の一覧などへのリンクがまとまっています。

気象庁は、天気、大雨、地震、津波、火山などの防災情報を、日本語を含む15言語のページで提供しています。NHKの国際放送「NHK WORLD-JAPAN」は24時間の英語チャンネルで、地震や台風などの大きな災害のときに英語の情報源として使えます。

電話をかける前に

緊急の電話では、「いつ」「どこで」「何があったか」を落ち着いて、簡潔に伝えることが大切です。118番では、スマートフォンのGPS機能をオンにしておくと、海上保安庁が位置情報から正確な場所をつかめます。JNTOは、非常時に備えてスマートフォンなどを十分に充電しておくことと、大使館の連絡先を事前にメモしておくことを勧めています。

ヒント

  • 110・119・118とJapan Visitor Hotlineの番号は、スマートフォンの連絡先に登録しておきましょう。
  • 旅行の前に「Safety tips」をダウンロードしておくと、緊急地震速報などを受け取れます。
  • 急がない相談で110番を使うと、本当に急ぐ人への対応が遅れます。迷ったら#9110やJapan Visitor Hotlineへ。
  • 非常時に備えて、スマートフォンはいつも十分に充電しておきましょう(JNTOも勧めています)。

出典

確認日: 2026年9月29日