旅のトラブル対策

落とし物・盗難

物をなくしたときの交番への届け方、電車での忘れ物、カードの停止、盗難の届け出をまとめました。

緊急時は110(警察)または119(消防・救急)へ。

まずやること

  1. クレジットカードや携帯電話をなくしたら、すぐにカード会社や携帯電話会社に連絡して止めてもらいます。
  2. 近くの交番か警察署で「遺失届」を出します。連絡用に日本の電話番号を伝えます。
  3. 電車、タクシー、店でなくしたら、その会社や店にも問い合わせます。
  4. 盗まれたときや、今まさに犯罪にあっているときは110に電話します。
  5. パスポートをなくしたら、まず自分の国の大使館・領事館に連絡します。

まず交番か警察署で「遺失届」

日本で物をなくしたら、近くの警察署か交番に行き、「遺失届」(落とし物の届け)を出します。交番(英語では police box)は小さな警察の施設で、落とし物の届け出を受け付けています。用紙はどの警察の施設にもあります。警視庁(東京の警察)のウェブサイトから用紙を印刷し、記入してから持って行くこともできます。ただし、メールなどでの届け出は受け付けていません。また、日本国外でなくした物の届けも受け付けていません。

物が見つかったと思われるときは、警察から連絡があります。そのため、日本の電話番号を伝えてください。警視庁は、原則として海外への電話はかけないとしています。日本を先に出国する場合は、届けを出すときに日本に住む知人などの連絡先を伝えておくと、見つかったときにその人に連絡してもらえます。

東京都内で届けられた落とし物は、警視庁のウェブサイトの「落とし物検索」で調べられます。ただし日本語のみです。持ち主が分からない落とし物の情報が、警察に届けられた日から3か月間公開されています。名前が書かれた物や携帯電話など、持ち主が分かった物は公開されません。東京以外でなくした場合は、なくした場所を担当する警察に問い合わせてください。

電車・タクシー・お店での忘れ物

電車の中や駅でなくした場合は、警察に遺失届を出すとともに、鉄道会社にも問い合わせてください。警視庁によると、鉄道会社は忘れ物を一定期間(通常は1週間ほど)保管しています。タクシーの場合も同じで、警察への届けとタクシー会社への問い合わせの両方をしてください。

飛行機やバス、お店に置き忘れたときも、その会社や店が数日間保管していることがあります。まず問い合わせてみましょう。

警察に届けられた落とし物は、遺失物法にもとづき、届けられてから3か月間保管されます。この期間を過ぎると、落とし物は拾った人か東京都のものになり、個人情報が入った物は処分されます。

見つかったときの受け取り方

警察署や警視庁遺失物センターから連絡があったら、必要な書類を持って、指定された場所へ行きます。必要なのは、有効な身分証明書(パスポート、在留カード、運転免許証など)、遺失届を出していなければその届け、通知の手紙を受け取っていればその手紙、落とし物の受理番号です。携帯電話を受け取るときは、SIMカードの番号か製造番号も必要です。

東京都文京区にある警視庁遺失物センターの受付は、月曜から金曜の午前8時30分から午後4時30分までです(祝日と12月29日〜1月3日は休み)。ほかの人に代わりに受け取ってもらうこともできます。その場合は、その人の身分証明書、あなたの身分証明書のコピー、委任状などが必要です。

本人も代理人も取りに行けない場合は、確認のうえ、日本国内の住所へ送ってもらえます。送料は自己負担です。

クレジットカードと携帯電話はすぐ止める

銀行のカード、クレジットカード、携帯電話をなくしたときは、不正に使われないよう、カードを発行した会社や携帯電話会社にすぐ連絡してください。警察が見つけたときは、カード会社や携帯電話会社を通じて連絡が来ることもあります。

Visaは、まずカードを発行した会社に連絡し、カードの停止と再発行の手続きをするよう案内しています。発行会社に連絡できない場合は、「Visaグローバル・カスタマー・アシスタンス・サービス」が紛失・盗難の報告や緊急のカード再発行を手伝います。携帯電話やホテルから電話すると、通話料やローミング料がかかる場合があります。

盗まれたときは警察へ

犯罪や交通事故にあったときは、110に電話してください。警視庁によると、日本語が話せない場合は、警察の通訳が電話に加わって対応します。急ぎでなければ、近くの警察署か交番に行って届け出ることもできます。

警視庁は、被害額が小さくても、手続きが面倒に思えても、できるだけ早く警察に被害を届けるよう呼びかけています。届けないと、同じ犯罪にまた巻き込まれるおそれがあるためです。

急ぎではない相談で、どこに連絡すればよいか分からないときは、警察の相談窓口「#9110」に電話できます。東京の警視庁総合相談センターは、日本語・英語・中国語・韓国語に対応しています。

パスポートをなくしたら

パスポートをなくしたときも、警察に遺失届を出します。再発行のために警察の証明書が必要かどうかは国によって違うので、まず自分の国の大使館や領事館に確認してください。証明書が必要な場合は、遺失届を受け付けた警察署に相談します。警視庁遺失物センターでは、この証明書は発行していません。詳しくは「パスポートをなくしたら」のページを見てください。

ヒント

  • カード会社の紛失・盗難の連絡先は、旅行前にカードとは別の場所にメモしておきましょう。
  • 受け取りのときは落とし物の受理番号が必要です。警察から連絡を受けたら、番号を控えておきましょう。
  • 日本で使える電話番号がないと、警察から連絡をもらいにくくなります。日本に住む知人がいれば、その番号も伝えましょう。

出典

確認日: 2026年9月29日