お金・カード・ATMのトラブル
海外のカードが使えるATM、現金が必要な場面、カードをなくしたときの連絡先をまとめました。
緊急時は110(警察)または119(消防・救急)へ。
まずやること
- カードをなくした・盗まれたら、すぐにカード発行会社に連絡して利用を止めてもらいます。
- 盗まれたときは警察にも届け出ます。被害にあったばかりなら110番に電話します。
- 現金が必要なら、セブン銀行ATM(主にセブン-イレブンの店内)やゆうちょ銀行ATM(主に郵便局)で海外発行のカードを試します。
- ATMで暗証番号のエラーが出たら、何度も試さずにカード発行会社に問い合わせます。
- カードが使えない場面に備えて、少し現金を持ち、交通系ICカード(SuicaやPASMOなど)も用意しておきます。
日本ではまだ現金が必要な場面がある
国際ブランドのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードは、日本のほぼ全国で使えます。ただ、JNTO(日本政府観光局)は「日本は現金を多く使う社会」だとして、現金を持ち歩くよう勧めています。店に使えるカードのマークが出ていないこともあるので、使えるかどうかは店の人に聞いてみましょう。
特に現金が必要になりやすいのは、次のような場面です。短い区間の電車や地下鉄の切符はカードで買えないことがあります。地方のタクシーでは現金しか使えない場合があります。バスはICカードのマークがなければ現金払いで、整理券方式のバスでは多めに払ってもおつりは出ません(運賃箱の横などに両替機があるバスが多いです)。
2024年7月3日に新しいお札(一万円券、五千円券、千円券)が発行されましたが、日本銀行によると、それまでのお札も引き続き使えるので、交換する必要はありません。「古いお札が使えなくなる」といった誤った情報や詐欺に注意してください。
海外のカードで現金を引き出せるATM
セブン銀行のATMは全国のセブン-イレブンの店内を中心に、空港や駅、商業施設にもあります。セブン銀行によると、セブン-イレブンだけで28,000台以上あり、Visa、Mastercard、銀聯(UnionPay)、American Express、JCB、Discover、Diners Clubのマークがあるカードが使えます。ただしマークがあっても使えないカードもあります。利用できる時間帯はカードのブランドによって違います。カードを入れたあとに英語など多くの言語から画面の言語を選べます。
ゆうちょ銀行のATMは郵便局を中心に、駅やスーパーにもあります。VISA、PLUS、Mastercard、Maestro、Cirrus、JCB、銀聯(China UnionPay)、DISCOVERのカードで引き出しができます。ファミリーマートなどに置かれている小型のATMでも使えます。残高照会はできません。営業時間はATMごとに違い、年末年始やゴールデンウィークなどの長い休みの時期は変わることがあります。
このほか、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行の支店のATMや、成田・羽田・中部・関西の主要空港のATMでも、海外のカードで引き出せる場合があります(JNTOの案内より)。
海外発行のカードには1回あたりの引き出し上限があります(セブン銀行は1回10万円まで、磁気ストライプのカードは3万円まで。ゆうちょ銀行は1回5万円まで)。ATMの手数料とは別に、カード発行会社の手数料がかかることもあります。
「どの通貨で精算するか」と聞かれたら
セブン銀行のATMでVisaやMastercardを使うと、引き出したあとの請求を「自分の国の通貨」と「日本円」のどちらで計算するか選ぶ画面が出ます(動的通貨換算、DCC)。自分の国の通貨を選ぶと、その場で請求額が決まります。日本円を選ぶと、後日カード会社から請求されるときに自国通貨での金額が決まります。ゆうちょ銀行のATMでも、カードによってはその場で自国通貨の金額が確定する場合があります。画面の説明をよく読んでから選びましょう。
カードが使えない・なくしたとき
ATMでカードが使えないときは、利用時間やカードのブランドを確認してください。暗証番号のエラーが出たときは、セブン銀行はカード発行会社に連絡するよう案内しています。ゆうちょ銀行も、使えるかどうかの詳細はカード発行会社に確認するよう求めています。
カードをなくしたり盗まれたりしたら、悪用されないよう、すぐにカード発行会社に連絡して止めてもらいます。JNTOは、カード会社のフリーダイヤルの番号をリストにして、カードとは別に保管しておくよう勧めています。警察にも届け出てください。なくしたときは交番か警察署で遺失届を出します。盗まれたときも警察に届け出ましょう。
Visaは、まずカード発行会社に連絡し、連絡がつかない場合はVisaグローバル・カスタマー・アシスタンス・サービスが紛失・盗難の報告や緊急のカード再発行を手伝うとしています。日本国外で発行されたJCBカードを持っている人は、24時間の「JCB PLAZA コールセンター」でカードをなくしたときの案内を受けられます。
両替について
主な空港の到着ロビーには両替所があります。大きな銀行の支店でも両替できますが、JNTOによると多くは午後3時に閉まります。為替レートは毎日変わり、両替できる通貨は窓口によって違います。100万円を超える現金などを持って日本に出入りするときは、税関への申告が必要です。
ヒント
- ATMを使ったあとは、カードと明細を取り忘れないようにしましょう。
- 硬貨はすぐにたまるので、小銭入れがあると便利です。
- 2,000円札はあまり出回っておらず、1,000円札と間違えやすいので、おつりをよく確かめましょう。
- カード会社の緊急連絡先は、カードと別の場所(紙のメモなど)に控えておきましょう。
- SuicaやPASMOなどの交通系ICカードは、電車だけでなく多くのコンビニや店でも使えます。
出典
- Currency | Travel Japan (JNTO)
- Credit Cards | Travel Japan (JNTO)
- How to travel by train and bus in Japan | Travel Japan (JNTO)
- Taxis in Japan | Travel Japan (JNTO)
- Japan Visitor Hotline | Travel Japan (JNTO)
- ATM for withdrawing Japanese yen with foreign-issued cards | Seven Bank
- Overseas Cards Usable at ATMs | Seven Bank
- How to use ATM: Cash cards and credit cards issued overseas | Seven Bank
- International ATM Service | JAPAN POST BANK
- 改刷・改鋳 | 日本銀行
- 新券発行開始後の引換えに関する留意事項について | 日本銀行
- カード紛失/停止手続き | Visa
- JCB PLAZA Call Center — toll-free service | JCB Global
- If you've lost something | Tokyo Metropolitan Police Department
確認日: 2026年9月29日