鎌倉大仏殿高徳院
Kotoku-in (Great Buddha of Kamakura)
700年以上前に造られた青銅の大仏が、建物のない青空の下に座る鎌倉のお寺。鎌倉で唯一の国宝の仏像で、大仏の体の中にも入れます。
空の下に座る国宝の大仏
高徳院は、神奈川県鎌倉市の長谷(はせ)にある浄土宗のお寺です。本尊(ほんぞん:お寺でいちばん大切にまつられている仏像)は、「鎌倉大仏」として知られる青銅製の阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう:人々を極楽浄土へ導くとされる仏さまの座った像)です。鎌倉にある仏像のなかで唯一の国宝に指定されています。
台座を含めた高さは約13.35m、重さは約121トン。1252年に造り始められたことがわかっていますが、誰がどのように造ったのかなど、詳しいことは今もはっきりしていません。制作費には、浄光(じょうこう)という僧が人々から集めた寄付が使われたと伝えられています。
大仏殿が消えた理由
もともと大仏は、大きな建物「大仏殿」の中に納められていました。しかし大仏殿は台風や津波で何度も壊れ、1498年ごろ以降は建物のないまま、外に座る「露坐(ろざ)」の姿になりました。
境内には、かつての大仏殿の礎石(そせき:柱を支えた土台の石)が今も残っていて、建物がどれほど大きかったかを想像させてくれます。大仏の表面には、造られた当時の金箔(きんぱく)がわずかに残っています。
大仏の中に入る、歌碑を探す
高徳院では、別料金で大仏の内部(胎内:たいない)に入ることができます。青銅を鋳造(ちゅうぞう:溶かした金属を型に流して形をつくること)してできた大仏を、内側から見上げられるめずらしい体験です。
境内には、歌人・与謝野晶子(よさのあきこ)が大仏を「美男(びなん)」とよんだ短歌の歌碑もあります。大仏を正面から見たあと、横や後ろからも眺めてみてください。
行き方
江ノ島電鉄(江ノ電)の長谷駅から歩いて約7分です。鎌倉駅からはバスで「大仏前」バス停まで行け、バス停からはすぐです。鎌倉駅から歩くと約30分かかります。拝観時間や料金は公式サイトで確認してください。
ヒント
- 境内での飲食はできません(水は飲めます)。胎内では自撮り棒が使えず、境内でのドローン撮影も禁止されています。
- 暑さが厳しい日は、大仏の胎内への入場が制限されることがあります。公式サイトのお知らせを確認してから出かけましょう。
- お寺には駐車場がないので、電車かバスで行くのが便利です。秋の連休など混み合う時期は、御朱印の受付が制限されることもあります。
出典
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。